美しい独特の雰囲気
お台場は海に面して左右を川に挟まれた地形をしていますが、
そんな地理的条件をうまく景観に利用したおすすめのスポットがいくつかあります。
東京で見る海の景色は都会的な建物を遠くに、広がる海に映り込む空の色も美しい独特の雰囲気のあるものなので、
お台場の景色をたっぷり堪能するためには専用の散歩道を利用してみることがおすすめです。
お台場周辺には公園や遊歩道などがいくつかあるので、
晴れた日にはかなり遠くまでの景色を眺めることができます。
注目の散歩スポットとしてまず最初におすすめしたいのが「南コーストデッキ」です。
南コーストデッキはお台場の西側に位置しており、首都高湾岸線からはちょうど南になります。
散歩道はお台場の西側面に沿った形で伸びており、
敷地内にある噴水広場では仕掛けのある噴水が設置されており、
そこから東方面に向かって水の道ができていることが特徴的です。
夏の時期にはここで水遊びをすることもできるので、子供連れで訪れた人にとってもちょっとした休憩所になります。
ロマンティックな雰囲気
南コーストデッキから少し北側に向かうと、今度は北コーストデッキの道に入ります。
そこでの注目はやっぱり突如出現した白いピアノです。
まるで本物のような雰囲気ですが、近づいてみるとよくできた彫刻であることがわかります。
ピアノには演奏をしているように人形もついており、
背景の海越しのビルの風景とあわさってなんとも言えないロマンティックな雰囲気を醸しだしてくれます。
同じ敷地内には管弦楽奏者と祈る人や、貴公子・貴婦人と猿、またそれらの演奏を聞いている聴衆といった、
全体で一つの作品となるような優れたオブジェもあるので記念撮影をするならおすすめの場所です。
北コーストデッキからいよいよ東京湾に面した北側に向かっていくと、
一風東京らしからぬ埠頭の風景に出会います。
「磯浜ゾーン」と呼ばれる場所ですが、位置的にはホテル日航東京の前浜部分となっています。
磯浜ゾーンではゴツゴツした岩が海岸線を形成しており、晴れた日などはここで釣りをしている人を見かけることもできます。
釣り好きな人にとっては磯浜ゾーンはクロダイとスズキのよいポイントなのだそうで、
もし余裕があるならそちらで釣りを楽しんでみるというのもよいかもしれませんね。
かなり間近に海を見ることができるので、釣りに興味のない人も東京湾に住む魚達の姿を観察することができます。
休憩用のベンチもあるので、海を見ながら一休みというのもよいですね。